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ブルーオーシャンと新規事業の探索のための戦略思考と中期経営計画

レッドオーシャンとブルーオーシャン

1520年の今日はポルトガルの航海者マゼランがマゼラン海峡を抜けて太平洋に到達した日だそうです。                                                                            

 

 

太平洋という名は英語では Pacific Ocean となり「穏やかな海」という意味があります。太平洋は「太」、大西洋は「大」という字を使っているのは、太平洋は平和を意味する太平から、大西洋はヨーロッパ大陸の西にある大きな海ということから大きな西の海を意味する名前をつけたとのこと。

 

 

10数年前にブルーオーシャンと言う言葉がはやりました。ブルーオーションは競争相手が少なく、自社が優位に活躍できるような市場ということです。逆にレッドオーシャンとは、競争相手が無数にいて、互いに価格競争をしながら疲弊をしていく市場を意味していました。

 

 

バブル崩壊後、日本はデフレに悩まされています。レッドオーシャンの中で互いに安売り競争に明け暮れた結果だといえるかもしれません。日本の生産性は低いと言われています。長時間労働社会だと言われています。                                     

 

 

レッドオーシャンでの競争、低い生産性、これらの最大の原因は過剰なお客様崇拝思想なのかな、と最近思います。急な納期にも間に合わせます、お客が要求したことはすべて応えますといったことも見直す必要があるのでは。お客様は神様です、ですべてお客のわがままを許してきた結果が今の疲弊した日本企業、そこで働く従業員の姿なのだと。     

 

 

もうそろそろビジネスに携わる人たちが主体的に考え、市場と接していくことが求められているのではないかなと思います。