問題の捉え方

 「問題」とは、あるべき姿と現状のギャップです。あるべき姿とは、目標やこうなりたいという姿、状態です。あるべき姿と現状のギャップが見えない、認識できていないと「問題」も見えていない、認識できていないということになります。すなわち、「問題」が認識できていないという人は、あるべき姿(目標)や現状の捉え方がぼやっとしているため、そのギャップもぼやっとしてしまっているということです。または、そもそもあるべき姿(目標)や現状をしっかりと認識しようとしていない、ともいえます。

 その認識不足は、多くの場合、入手すべき情報を入手できていないという情報不足からきています。したがって、あるべき姿(目標)や現状を正しく捉えるために必要な情報を提示してあげることが必要となります。さらに、それらの情報によっても問題を認識できない場合は、得られた情報が上手く整理できていない可能性もありますので、それらの情報から何を読み取ることができるのかを一緒に考えてあげる必要があります。